RUNNERS HIGH -福祉のミカタ-

コーチングと課題分析の組み合わせで支援の可能性が広る

先日、福岡就労支援連絡会さん主催の研修会に参加させていただきました。

福岡就労支援連絡会さんは福岡で障がい者の就労支援に携わる専門家が集まるネットワーク。

勉強会は、聴いてよかったというところでは留まらず、

実践できるところまで落とし込んでくださる内容となっていて毎回勉強になります。

前回は行動認知療法を学び、今回はコーチングについてのテーマでした。

皆さんには、伝えたのに行動や言動が変化していないということを経験したことはありませんか?

何度も同じことを言っているのに、相手が変わらないという状況に腹を立てていては支援者として未熟です。

別の方法を試してみましたか?

その人の特性を知っていますか?

今回は、ティーチングとコーチングの違い。

そして、課題分析について事例から学び深めていきました。

ティーチングとコーチング

コーチングとは?

コーチングの語源は目的地に運ぶ「場所」の意味であると言われています。

現在の意味として多く用いられるのは、人の能力を開発すること。

また本来持っている力を引き出す手法として紹介されることが多いです。

ティーチングとコーチングで良くごちゃごちゃになりますが、別物となります。

ティーチングが悪いとかコーチングが良いという問題ではなく

それぞれを適切な時に使用することにより、人は成長していきます。

ティーチングのみの場合

例えばティーチングは専門的なことやマニュアルをそのまま遂行して欲しい場合は必要となります。

ただ、学校生活ではこのティーチングが頻繁に使われていることによる弊害があります。

教えられていてばかりでは、自分で考える習慣がほとんどなく

自発的に何かを生み出せる人材は育ちにくくなります。

自立できるような支援をしていくためにはティーチングだけではなく

双方にコミュニケーションを実施するコーチングを取り入れていくことが求められます。

コーチングにおいて必要なこと

前提として必要なことは相手を信じるという姿勢です。

自発的に行動したにも関わらず怒られたりするとモチベーションが下がるというのは想像つきますよね。

否定をせずに、その子が得意としていることに目を向けて力を引き出していきましょう。

そして傾聴です。

相手を知るためには必須です。

何度やってもダメなんですという事態に対して、

どの部分でつまずいているのかを把握し解決の糸口を探っていきましょう。

解決するのは、あくまでもコーチではなく生徒や選手、部下です。

課題分析で支援しよう

研修会にやったものとして課題分析によるアセスメントがありました。

課題分析は教えようとする行動を具体的に決めるための方法、

スモールステップの指導を行うために必要な作業です。

例えば歯磨きをするという目標を立てた時に、できない!となった場合に

どの部分でできていないのか工程を細分化して見ていきます。

1.歯ブラシを手に取る

2.歯磨き粉を手に取る

3.歯磨き粉のふたを開ける

4.歯ブラシのブラシに歯磨き粉の載せる

5.歯ブラシを水につける

6.歯ブラシを歯につける

7.歯ブラシを横に動かす

8.コップを持つ….

そして、チェック表と照らし合わせることにより、原因を特定することができるのです。

できているところは自立できていると判断。

この原因をティーチングで解決するのではなく、

うまくコーチングで相手に気づきを与えながら達成できるかどうかが支援者には必要です。

演習では質問できない人ができるようにするためのサポートを考えていき、大きな学びを得ました。

課題を見つけ、課題を解決する方法がよりその人の自立につながるものとなるように取り組んでいきたいものです。

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