RUNNERS HIGH -福祉のミカタ-

デンマークと日本をつなぐ。デンマーク生まれ&育ちの日本人、岡村彩さんのトークライブに参加してきました

先日はカムラック県庁前事業所からすぐ近くにある

筥崎宮(箱崎宮)で放生会が開催されていましたね。

皆さんは、放生会に行きましたかー?

もしかしたら、そもそも放生会が何なのかもご存知ない方もいらっしゃるので簡単に紹介を。

放生会は、すべての生命をいつくしみ、殺生を戒める祭り。

博多山笠と、どんたくに並ぶ 「博多三大祭りのひとつ」です。

僕は東区が地元ということもあり、中学までは何度か行った記憶があるのですが、

最近はめっきり行かなくなりました。

そんな放生会を横目に日曜日に向かったのが同じ箱崎の商店街の一角にかまえる「ムメイジュク」

そこで開催されたデンマーク生まれ&育ちの日本人、岡村彩さんのトークライブに参加するためでした。

今回はデンマークを行き来する岡村さんのトークライブを通して気づいたことを紹介したいと思います。

岡本彩|Aya Okamura

デンマーク生まれ。コペンハーゲン商科大学大学院卒、在学中は慶應義塾大学、スペイン・コルドバ大学に留学。
2009年に本社を設立。コペンハーゲンを拠点に企業のためのビジネスコンサルティングや日本とデンマークを繋ぐ企画プロデュースを行う他、イベントやセミナーを主催する。

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日本の文化にデンマークのデザインを掛け合わせる

福祉国家として有名な北欧の国、デンマーク。

首都はコペンハーゲン。

人魚姫で有名なアンデルセンやレゴ、最近福岡にも上陸したタイガーを生みだした国でもあります。

他にも世界最大規模のデザインアワードを開催するなどデザイン関してもかなり有名なところです。

そんなデンマークで育った岡村さんの話で印象に残っているのは、
デンマーク人のテキスタイルアーティスト、クレスティーヌケアホルムさんがデザインをしたラグをプロデュースした話。

海外に出展は、どんなに良いデザイナーであったとしてもちょっとした文化の違いをキチンと把握しなければ失敗する世界。

そこで岡村さんは、日本文化を伝え企画し、プロデュースを成功させることができました。

なぜ成功させることができたのでしょうか?

答えは日本とデンマークの歴史と岡本さんの近づくことができます。

昔、デンマークは日本アートに影響を受けていた

まずは歴史から見てみましょう。

デンマークは日本の明治期ぐらいから日本のことが大好きだったといいます。

「デンマークは日本のアートからものすごく影響を受けていて。当時、美術学校などで学んだ学生が日本文化を吸収し、今度はその人たちが先生となり、後に巨匠と呼ばれるようなデザイナーを大勢輩出した歴史があるんです。だから、日本人がデンマークのインテリアを身近に感じたり、「心地いい」「カッコいい」と思ったり、北欧ブームが起きているのはただの偶然ではないと思います。」

ただ、単に日本は海外のものが好きと言うわけでなく

このような歴史があったからこそ、心に響くものがあったのですね。

どちらの国のことも知っている

デンマークが日本のことが好きだったとはいえ、

文頭にも書いたように遠く離れている日本とデンマークとでは文化が違います。

その時に岡本さんの生い立ちがこの問題を解決するきっかけとなりました。

デンマークはデンマークで、日本の「北欧」のイメージを把握できていない。企業が日本に進出したくても、どうすればいいかわからなかったり、日本企業とうまくコミュニケーションが取れなかったりして断念するケースも少なくありません。それってすごくもったいないですよね。

私は日本人の両親のもと、デンマークで育ったので、どちらの国のこともよくわかります。なので、日本とデンマークの認識のギャップを埋めたり、二つの文化の共通点や相違点を組み合わせて、新しいことを始める仕事に興味を持ちました。

歴史が追い風となりましたが、まずこのような認識のずれを適確に埋めれる目と

デンマークと日本をつなぎたいという岡本さんの想いがプロジェクトを成功へ導いたのだと思います。

では、この話は僕とは関係ないのかというとそんなことはないと思いました。

自分が培ってきた人生の中で問いを持てば誰かの役に立てることは見つかるものです、きっと。

自分から自己本位の問題ではなくて、客観的にみて解決すれば誰かに喜んでもらえる問題は何か?

岡本さんの日本とデンマークをつなごうとされている姿勢から多くのことを学ばせていただきました。

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地元のことについて考えてみる

トークライブ終了後は、ツアー等も企画している岡村さんからお題が。

福岡にしデンマークの人を呼ぶのであれば、どのような場所を紹介するか?

というテーマで座談会が行われました。

皆さんだったらどの場所を案内しますか?

灯台もと暗しという言葉があるように

住んでいると自分が今いる場所の価値に気づかなかったりするものです。

海外の人が福岡の良さを堪能するためには

まず、自分たちの生活を見直して気づくことは欠かせないと感じました。

今回開催されていた放生会がなぜ福岡の祭りとして栄えているのか?など、

そんな地元でごく当たり前にあっているものの歴史を知り、

その文化を愛せれば、きっとまだまだ発信できることは多くあるものだと思いました。

これは平戸に行ったときに感じたことと同じです。

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気づこうとしないと気づけない

まずは自分たちが持っている価値に気づくこと。

他の地域とどのように違うのか、よーく見てみるといろんなことに気づけるはずです。

あとはデンマークの人がどのようなことに興味をもっているのか文化の背景を理解すること。

来る前に事前に話し、まず相手を知らなければ喜ばれる案内はできないのではないでしょうか。

そこから福岡の特徴的な場所を案内し、気づいたことを共有してもらうことにより

自分の住んでいる場所のことをもっと深めることができると思います。

終わったあとは一駅分、缶ビールを飲みながら箱崎の町を歩いて帰りました。

もう、秋の風が吹いています。

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