RUNNERS HIGH -福祉のミカタ-

感覚が記憶を呼び起こす。『ダイアログ・イン・ザ・ダーク』@大阪

ものごとはね、心で見なくてはよく見えない。

いちばんたいせつなことは、目に見えない。

先日、出張で大阪に行った時にダイアログ・イン・ザ・ダークを体験して

ふと星の王子さま サン・テグジュペリの言葉を思い出した。

ダイアログ・イン・ザ・ダークとは

ダイアログ・イン・ザ・ダークとは、

まっくらやみのソーシャル・エンターテインメント。

完全に暗闇をシャットダウンした空間に最大6名で入る。

暗闇のエキスパートである視覚障がい者の方にアテンドを受けながら

暗闇の中で様々な体験をする。

ダイアログ・イン・ザ・ダークには、これまでに世界41カ国以上で開催され、

800万人を超える人々が体験。

何千人もの視覚障がい者のアテンド、ファシリテーターを雇用されてきたそうだ。

内容を読んでも中々イメージできなかったから

前々から参加したかったので、ようやく参加できてよかった。

体験内容と感想

最初にメガネを渡して、その代わりに白杖をお借りする。

そしてオリエンテーションを受ける。

暗闇の中での注意点。

白杖の使い方や困ったときにどうするか等。

説明が終わると明かりがどんどん消えていった。

そして暗闇の空間にある家にみんなで入り

夏に関わる音を聴いたり、

鬼ごっこをしたり、

サイダーを飲んだりした。

そしてそれぞれの昔の夏の思い出話をした。

感想

暗闇の中は慣れるまで、本当に怖かった。

普段の夜は慣れてくると見えてくるけど、

ダイアログ・インザダークでは真っ暗だったから見えなかった。

声と杖の感覚だけが命綱。

声だけを頼りにすると、

人の声に温かさ、不安などを聴きとることができた。

嗅覚・聴覚は記憶を呼びさます

暗闇の中で参加者と対話をしながら、

風鈴の音や花火の音、冷えたサイダーを飲んだ時に

嗅覚・聴覚は、記憶を呼びさます力があると感じた。

僕は花火の音を聞いてふと、

お盆休みに従兄弟と手持ち花火を近くの空き地で楽しんだことを思い出した。

線香花火。

誰が一番長く輝かせ続けることができるか競い合ったんだったな。

体験していると、いつからか日常生活に追われ、

地球が奏でる音にじっくりと耳を傾けられいなかったことに気づく。

Photo by Kristopher Roller on Unsplash

あなたにとって家とは何か?

最後に聞かれる質問がある。

それは

『あなたにとっての家とは何か?』

というもの。

皆さんだったらどのように答えるだろうか?

僕は人の目を気にせず世界で一番、家族と一緒にくつろげる場所。

ストレスなく気をつかう事なく

気兼ねなく対話を楽しめる場所だ。

この前、帰省したときに実家に帰ったけど、ホッと一息つけた。

そんな場所があるということは当たり前ではなく、

本当に有り難いことだと思う。

暗闇を体験したからこそ気づける当たり前への感謝。

外に出て見た夕焼けがとてもキレイだった。

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