RUNNERS HIGH -福祉のミカタ-

教育は因果関係を示唆する根拠に基づいて議論すべきか?先生の役割について

2018年6月の鳥取読書道場の課題図書は、『「学力」の経済学』

教育経済学者の中室牧子氏が

ほめることはいけないのか?

ゲームは悪い影響があるのか?

少数教室の方がいいのか?

よい先生ってどんな先生か?

などの質問対して、因果関係を示唆する根拠に基づき紹介していることに対して話し合った。

教育経済学は、子どもが自分で選べない親や遺伝などの影響を制御したうえで子どもの学力を上げるために何ができるか考える学問だ。

今回は読書会のなかで議論した内容を紹介したいと思う。

学力を上げることが人生を豊かにするの?

日本ではまだまだ根拠のない通説や個人の経験から教育論が語られることが多い。

科学的根拠はランダムに同じ条件に当てはまる子を対象にして数値化していく。

そして傾向が見えてくる。

義務教育の期間は限られているから新しいことを始めようと考えれば、何か辞めなければならない。

そうするとエビデンスを基に話すというのは効率がとてもいい。

だから、球根が花を咲かすように、Aという方法をとるとBという効果がでる確率は上がる。

だけど、学力を高めることが善であることが前提で進みすぎている気がする。

社会の求める人材を育成するために学校教育があるのだとすると、

そのような道を拒む子たちにとってはしんどいだけだ。

人はなぜ学ぶのか?

学力が上がるとどうしていいのか?

いい大学に行けて、そしていい企業に就職できる。

選択肢が広がるというのは素晴らしいことだ。

だけど、選択肢が広がったときに選べる自分自身がいるのだろうか?

これはエビデンスではなく、個と個のやりとりや新しい出会いによって見つかるかもしれない。

学力アップは手段

学力が上がることはあくまでも手段だ。

個人の興味関心をところん引き出しながらも、そこにエビデンスが加わっていくと自己実現につながっていくんじゃないだろうか。

学校の先生は、授業をして部活の顧問をしてと休む暇なく働いている。

30人もクラスに生徒がいれば、一人一人とじっくり話せる時間ってあまり取れないと思う。

その忙しさをもっと緩和しながら、生徒との時間が作れていくような動きも必要な気がしている。

今回は、本が大好きな大学1年生にも参加してもらえて率直な疑問な問いを参加者で考えていけたことがとにかく楽しかった。

次回は、7月24日に「自省録」

興味のある方はぜひご参加ください(^^)

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