RUNNERS HIGH -福祉のミカタ-

フクオカに愛を。「こころのチキンスープ」を読んで実行しようと決めたこと

今日の朝礼で「こころのチキンスープ」を紹介しよう!

そう思って読み返していたら、

「ニューヨークに愛を」というお話の箇所にボールペンで大学4年生の時の自分が

いっぱい気づいたことを殴り書きしていたのを発見した。

この話を読んで、

『今、経験もなくてできることは

一日一日接する人に何かしら喜んでもらえるように心がけることで

自分と出会ったことのない人の喜びや幸せにもつながるかもしれない』

素直に思った。

「Pay it foward」という大好きな映画からも

僕はかなり影響を受けているわけだけど、

感じたことはほとんど近くて、

目の前の人に精一杯自分のできることをすることが、

連鎖を起こすのだと

いつも心のどこかで信じているんだと思う。

主人公がニューヨークに愛を呼び戻そうとしたように、

まずは福岡で愛がちょっとでもひろがっていけばいいなと考えた。

いや、するんだ!

では最後にその好きな話を紹介。

kokorono.jpg

ニューヨークに、愛を

友人と一緒に、ニューヨークで、タクシーに乗った時の事だ。

降りる時、友人は、タクシーの運転者に、声をかけた。

「どうもありがとう。君は、実に運転が、上手いね。」

運転手は、それを聞くと、一瞬びっくりしていたが、

「お客さん、口がうまいね。からかっちゃ困るぜ。」
と、言った。

「いやいや、そうじゃないよ。

ニューヨークは、車がひしめきあっているし、無茶苦茶な運転をしている連中が、多いだろう?

そんな中で、君が、驚くほど冷静なんで、感心しているんだ。」

「そうかい」

と、そっけなく言って、運転手は、走り去った。

「今のは、何だったんだい?」

と、私が、聞くと、
「僕は、ニューヨークに、愛を、呼び戻したいんだよ。

こんなにすさんでしまった、ニューヨークを、よみがえらせる方法は、

愛しかないと、信じているんだ」

と、友人は、答えた。

「君一人の力でかい?」

「僕一人の力じゃないよ。考えてごらんよ。

僕の言葉で、今の運転手は、気分を良くしたと思うんだ。

あのタクシーが、これから20人の客を、乗せるとする。

運転手が、いい気分でいれば、客に、親切をするだろう。

すると、今度は、その20人の客が、まわりの連中に、また、親切をする。

つまり、連鎖反応を、起こすわけさ。

自分の会社の従業員とか、どこかの店員とか、レストランのウエイターだとか、

ひょっとすると、普段は、ほとんど気にかけない、家族にさえも、

やさしくするかもしれないさ。

そうすれば、やがて、1000人以上の人を、巻き込む計算になる。

すごいだろう!?」

「でも、さっきの運転手を、勘定に入れての話だろう?

彼が、親切にして回るという保証はないよ」

「わかっているさ、人、それぞれなんだから。

だけど、もし、僕が、今日、10人の人間に、親切にしたとして、

その中のたった3人だけでも、気分が、よくなってごらん。

これが、まわりまわって、3000人以上に、影響を、及ぼすってわけさ」

私は、それを聞いて、なるほどとは、思ったものの、

「理論的には、そうかもしれないけど、実際は、そう上手くいくとは、思えないな」と、答えた。

「もし、期待通りにいかなかったとしても、何の損になる?

そもそも、『いい仕事をしたね』と、言うのに、全然時間は、かからないよ。

チップを増やすわけでも、減らすわけでもない。

相手に通じなくても、それはそれでいいじゃないか。

また、明日、別の相手に、試してみればいいことさ」

「お前、本気で言ってるのかい?」

「君こそ、素直じゃないよ。

僕らの会社の連中だって、給料が、安いっていうだけで、ブーブー言っているわけじゃないんだ。

どんなに一生懸命やっても、何も、言ってもらえないのが、面白くないのさ」

「でも、連中の仕事に対する態度は、いいかげんじゃないか」

「そこなんだよ。みんな心のどこかで、真面目に働こうとサボろうと、

誰も気にかけやしないと、思い込んでいるんだよ。

どうして、誰も、優しい言葉を、かけてあげないんだろう?」

こう話ながら歩いているうちに、工事現場に、さしかかった。

ちょうど、5人の作業員が、昼御飯を食べていた。

友人は、そこで立ち止まると、建設中のビルを見上げながら、作業員たちに、話しかけた。

「すごいね!素晴しい仕事ぶりだ。

こんな、ものすごいビルを建てるのは、さぞかし難しいし、危険なんだろうなあ」

作業員達は、この不思議な男を、いぶかし気に見上げた。

だが、友人は、全く気にせず続けた。

「いつ、出来上がる予定なんだい?」

「六月さ」

と、作業員の一人が、しぶしぶ答えた。

「そりゃあ、スゴイね。

君たち、これだけ、いい仕事ができるんだから、さぞかし鼻が、高いことだろうね」

作業員達は、あっけにとられたままだったが、私達は、また歩き始めた。

「あの作業員達が、僕の言ったことを、かみしめてくれれば、

きっといい気分になると思う。

こうやって、この街全体が、また少し幸せを、取り戻すんだ」

「でも、やっぱり、お前一人の力では、無理だよ」

と、私は、まだ賛成できずにいた。

「肝心なのは、途中で、諦めないことなんだよ。

大都市の人間に、昔のような優しい心を呼び戻すのは、至難のわざかもしれない。

でも、他の人たちも、この親切キャンペーンに、参加してくれるようになれば...」

そこまで言うと、彼は、途中で話を止めた。

通りがかりの女に、ウインクをしたのだ。

私は、思わず言った。

「ふーん、どう見ても、見映えのしない女だと、思うがな」

「わかってる。でも、想像してごらんよ。

もし、彼女が、学校の先生だったら、クラスの生徒達にとって、今日は、

最高の一日になるだろうね」

ダン=ミルマン

こころのちきん

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