RUNNERS HIGH -福祉のミカタ-

あなたにとってのGOOD DESIGNはどんなデザイン?ふれあいの部屋の在り方から良いデザインとは何か考える

良いデザインというと何を思い浮かべるだろうか?

かっこいい車?

洗練されたロゴ?

それとも伝統工芸品?

今回のシフクのゲストスピーカー
藤田智絵さんが勤める
福祉創造塾ふれあい部屋 は、

デザインを評価されて
2015年GOOD DESIGN賞を受賞した。

ふれあいの部屋は
小学校の空き教室に作られた
障がい者の作業所
だ。

部屋を覗いてみると
児童が自由にやってきて、

障がいのある方と共に作業している。

GOOD DESIGN賞を受賞したからといって

何かカッコイイ商品を
作りだしている施設ではない。

描いた絵が評価されたわけでもない。

では何がGOOD DESIGNなのだろうか?

今回はふれあい部屋の在り方から
良いデザインとは何か考えていく。

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デザイン=新たな物事を考え生み出すという行為

ここでいうGOOD DESIGNは、

僕たちの大半がイメージする

名詞としてのデザイン
(物事のかたち、アピアランス)

ではなく

動詞としてのデザイン
(新たな物事を考え生み出すという行為)

つまり私たちの今の生活、

そして未来を豊かにするための
行為を指しているのだ。

「人間のために、高い倫理性を踏まえ、
ものごとの本質を見据えたうえで、魅力的な創造活動をおこなうこと」

これがGOOD DESIGNの掲げる
グッドデザインだ。

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出典ONLY1 PRESS http://news.only-1-led.com/good-design-lighting-product

 

ふれあいの部屋のGOOD DESIGNとは?

ふれあいの部屋のデザインは場所にある。

児童が自由にやってきて、障がいのある方と共に作業する“場”。
障がいのある方が児童の先生役を務める“場”。
先生が教育と福祉を融合させる“場”。

ふれあいの部屋は違いを尊重しながら、

あったかい鍋を囲む家庭をもイメージできる

「多様な人々との団欒」場所だと
藤田さんは優しく語った。

ふれあいの部屋のGOOD DESIGNの秘密

障がい者が学校の中で
同じ空間にいるということを

まだまだ悲しいことに
よく思わない人がいる。

なぜなら実態がつかめていないからだ。

どこかのテレビニュースを見て

危険な人だというレッテルを
貼り付けられている。

でもそうじゃない人はいっぱいいる。

児童は障がい者の方たちのことを
障がい者だとは認識していない。

まずは変な偏見がない。

社会のなかで必要とされる
ルールはきちんと守るし

一緒にいて楽しいし、

自分たちとそんなに変わらない
ってことを知っているから。

こどもたちは家庭へとやさしさを持ち帰り、

そして地域へと広げていく。

地域がデザインされていくことに
つながるのだ。

まず聴く姿勢を

「まず聴く姿勢ができることにより
話が伝わる。

そうすることで適応すべきところは
適応できるような人になっていく」

と藤田さんは話す。

その聴く姿勢はまず
伝える側に関心を持ってもらうことから始まるそうだ。

そのために藤田さんは
ディズニーランドにいる
人気者ミッキーのように

誰よりも明るく楽しくその場にいて、
人と関わっていく。

何度も相手の関心あるものに興味を持ち、
関わっていく。

そうすると人が
自ら話をしたい
聞きたい
という姿勢に変わっていく。

藤田さんはそうやって、ふれあい部屋を
デザインしているのだと思う。

人間のために、高い倫理性を踏まえ、
ものごとの本質を見据えたうえで、魅力的な創造活動をおこなうこと。

まさしくGOOD DESIGNだ。

そう考えると僕たちは
日々デザインしているのかもしれないし

気付かないだけで街には
デザインが溢れているのかもしれない。

世界から見れば
ちっぽけなデザインだとしても

一人ひとりが心がければ

誰もが暮らしやすい町になる日が
やってくるだろう。

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