RUNNERS HIGH -福祉のミカタ-

「塔堂の木組みは寸法で組まず木の癖で組め」法隆寺から見えてきた西岡常一さんの想い

世界最古の木造建築として知られている法隆寺に行って参りました。

学生時代に読み、最近も進撃の読書会課題図書となった

『木のいのち、木のこころ』

という西岡常一さんの本に感銘を受け漸くこの地に訪れることができました。

西岡常一さんは法隆寺をはじめ、

薬師寺金堂・西塔などの再建を棟梁(とうりょう)として手掛けたのが宮大工。

彼の仕事に架ける想いが大好きすぎて学生時代、何度も何度も読み返しました。

職人を絵に書いたような方で、こんな生き方がしたい!と、

まだ仕事の経験はありませんでしたが、カッコイイなと感じたのです。

そんな西岡さんの想いが詰まった法隆寺を目の前にしたときに、感動が溢れていました。

熱狂的に法隆寺が大好きな観光ボランティアさんのおかげさまで

歴史の背景や造られた経緯などを教えてもらいながら3時間堪能。

世界最古の印刷物があることも初めて知りました。

1300年前の先人が残したものを今、

こうしてみれることに有り難さを感じます。圧倒されました。

西岡さんは、先人の想いや口伝や知恵を受け継ぎ、

木のいのちを建物に活かし1000年先にも残るものを作ってきました。

昔よりも今のほうが技術は進歩しても、

歴史から学ぶことは大いにあるということを西岡さんは体現していますね。

塔堂の木組みは寸法で組まず木の癖で組め

口伝のなかで好きな言葉があります。

それは、「塔堂の木組みは寸法で組まず木の癖で組め」

癖と個性を排除するのではなく、

生かし組み合わせることで時代を耐え抜く建造物を生む。

これは建築物だけに言えることではなく、

「人」にも置き換えることのできるものだと想います。

リーダーの役割は、人の癖・個性を見抜き

適材適所に配置することによって強固な組織を作り上げていくこと言えるでしょう。

障がい者雇用にせよ大多数とは違うから排除するという考え方ではなく

その人の強み・得意な部分は何か?という問を持って観察していけば道は開けます。

大きな事を成すときは、リーダーの明確なビジョン・ゴールと沢山のひとのチカラが必要。

いろんな人の声に耳を傾けて、相手の言語で話し、チカラを引き出して

完成図に向けて組み合わせていくことができたからこそ今の法隆寺はあるのでしょう。

私も同じように歴史から学び福祉の道に挑み、

残るものを作っていくことを法隆寺の五重塔と金堂をじっと見ながら心に刻みました。

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