RUNNERS HIGH -福祉のミカタ-

映画『リトルプリンス 星の王子さまと私』を鑑賞。目に見えないかんじんなこととは何だろうか?(ネタバレ有)

「心で見なくちゃ、ものごとはよく見えないってことさ。
かんじんなことは、目には見えないんだよ」

この言葉は
サン=テグジュペリの書いた
不朽の名作『星の王子さま』
で最も有名の言葉だ。

星の王子さまとは?

星の王子さまは1943年に出版されて以来、
270以上の言語・方言に訳された。

そして
1億4500万部以上を売り上げてきた作品だ。

物語は、ひとりの飛行機乗りの回想から始まる。

砂漠で不時着した彼は
様々な小惑星を渡り
地球にやってきた王子さまと出会う。

自分の星には愛していた美しい花がいたけど
うまくいかなくなった王子さま。
地球でいろんな生物と出会い
大切なものは何かということを知ることになるという話だ。

かなりざっくりだけど。

星の王子さま

出典 moviefanjp.moo.jp

星の王子さまのその後の世界

昨日はその物語を
初のアニメーション映画として
映像化が実現した
『リトルプリンス 星の王子さまと私』
を鑑賞してきた。

もともと原作を読んだことはあった。

ただ、本作品は原作のその後も描かれていて
星の王子さまが大きくなり
大人の社会でうまく生きられずに
苦しんでいる場面もあった。

映画上映中では
自分の人生と照らし合わせ
涙することもあった。

言葉や文化を超え愛される
この物語のメッセージ性。

どんな形になろうとも
大切な言葉は
心に深く深く伝わるものだと感じた。

本当に素晴らしい作品だ。

今回は仏作家の残した名言に
映画で描かれていたものや
僕のこれまでの経験から
迫ってみようと思う。

目に見えないかんじんなこととは何だろうか?

鑑賞したあとに僕は
「本当に人生にとって大切なもの」
とは一体何だろうか?

と繰り返し繰り返し
心の中で問いかけていた。

まず、逆に大切ではないものを考えてみた。

それは、星の王子さまに出てくる
「王様」
「自惚れおとこ」
「勘定をし続けるおとこ」
のような大人のキャラクターが
体現しているもの。

大人の自己本位な嫌な部分や
悲しさだ。

大人は自分よがりな目標を達成するために
日々のタスクに追われていた。

その嫌な部分に
僕は近づいているような気がしていた。

自分の求めるものではなく
自惚れ、誰かが求める人物に
なろうとしているときがある。

つまり星の王子さまに書かれている
人生にとってかんじんなこと
大切なものから
どんどん離れようとしていたのだ。

働くことが悪いと言うわけではない。

そこにどのような想いで臨むかが大事だ。

本当に大切なものはすぐそばにある

じゃあ、本当に大切なものはどこにあるのだろうか?

それは
すぐそばにあるものだと
ストーリーが伝えている。

星の王子さまは最初に出会った
唯一無二の美しいバラが
自分にとって本当に大事なものだったのだと知った。

知ることができたのはいろんな国の大人との出会いや
同じ形をした美しい花と
出会って気づこうとしたからだ。

大人になると子どもの頃に持っていた
何か大切なものを失っているのかもしれない。

僕はそう思った。

何かを得ようとするために
何か大切なものを捨てていたのかもしれないとも。

理想として描いた姿へ
近づいているはずなのに
果たして、本当にいま近づいているのか。

何か失うときにそれが自分にとって大切なものだと気づく

飛行士の彼が
星の王子さまとの
別れを悲しんでいるときに一言伝える。

「自分は自分の星に帰るのだから、
きみは夜空を見上げて
その星のどれかの上で
自分が笑っていると想像すればよい。

そうすれば
君は星全部が笑っているように見えるはずだから」

当たり前になっているものが
目の前からなくなってしまうときに
それが大切なものだったと気づくものだ。

僕にとっての大切な存在は
どんな時も変わらずに接してくれる
家族や彼女、そして友人だ。

映画で涙した理由

映画の中盤で
ふと祖母のことを思い出した。

僕の祖母は4年前に他界した。

何もわからなかったから喧嘩していたけど
厳しく言ってくれたのは
僕が大人になってから
困らないようにとしてくれていたんだと
いまになって気づいた。

祖母が作るハンバーグは
とても柔らかくて
どんなに体調が悪くてもペロリと食べれる
優しい味だった。

祖母の姿は
いま目には見えないけど
いつも心のなかにあるし
その愛情は宿っている。

本当は失う前に気づきたかった。

そしてお礼を言いたかった。

だから、忘れずに胸に留めておきたい。

大切なものはすぐそばにあるということを。

遠く離れた場所にいたって
そこで笑っていると僕が想像すれば
微笑んでくれているのだから。

あなたにとっての
本当に大切なもの
目に見えないかんじんなことは何だろうか?

福祉の現場でも問われるものだろう。

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