RUNNERS HIGH -福祉のミカタ-

「生きづらさ」は、どこから生じるのか?当事者の声に耳を傾ける【マンガ編】

〜前回からのあらすじ〜

僕は今、「誰もがいきいきと暮らせる町を目指して」という人権に関するテーマで執筆の依頼を受けている。

いきいきと暮らせている状況を描くためにはどうしたらいいんだろうか?

そのためには

いい暮らしの反対にある、「生きづらさ」を抱えている人の声に耳を傾ける以外にない気がした。

僕が、障がいのある方は仕事やお金がないから生きづらいんじゃないか?

と、根拠もないイメージから解決方法を見つけ出したとしても

当事者が思っていることがズレていたら全く意味がない。

その答えは、暮らしている人たちの声のなかにしかないと思ったんです。

ということで今回は、前回のメディア編に引き続き「生きづらさ」を描いている漫画をまとめていきます。

今のマンガってしっかりとリサーチを重ねて書かれている場合が多いので、とても参考になるんですよ。

聲の形

まず外せないのが『聲(こえ)の形』。

「このマンガがすごい!」や「マンガ大賞」などで高い評価を受けた大今良時さんによる日本の漫画。

映画化もされ注目を集めた作品。

僕は漫画でも映画館でも泣いた。

元ガキ大将の主人公と聴覚障がいのあるヒロインと家族や友人を取り巻く物語。

主人公は悪気もなく、耳の聞こえないヒロインに酷いイジメをするところから始まる。

ヒロインは転校。

主人公はイジメをする側からイジメられる側になり孤独化していく。

そしてまた再会をする。

聴覚障がいというよりも、主人公を含め不器用な人が多く

繋がりたいのに繋がれないもどかしさを描いている。

何が人との繋がりにくさを生み出しているのか?という点で考えさせられた。

健康で文化的な最低限度の生活

こちらの漫画は以前もブログで紹介しましたが、

生活保護をテーマに主人公である新米区役所職員のケースワーカーが難題に立ち向かっていく話。

アルコール依存症など精神的に追い詰められていく人たちが登場します。

その人達がなぜそのような状態に陥ったのか。

生まれた環境や職場、様々な要因があります。

知り合いのケースワーカーとこの前、この漫画について話したのですが

現場は本当にあんな感じだと言っていました。

もしかしたら、この内容から生き生きと暮らしやすくしていくためのヒントが見つかるかも知れません。

健康で文化的な最低限度の生活の営むということ | RUNNERS HIGH -福祉のミカタ-

健康で文化的な最低限度の生活(ケンカツ)の漫画を読んでうーんと唸る。 吉岡里帆さんら主要キャストのドラマは、まだ観ていないけれど、非常に考えさせられる内容だ。 生活保護をテーマに主人公である新米区役所職員のケースワーカーが難題に立ち向かっていくストーリーだ。

リアル

スラムダンクでも有名な井上雄彦さんのが描くもう一つのバスケット漫画「リアル」。

スラムダンクが陽なら、リアルは陰。

主人公は3人がそれぞれ違う形で車椅子バスケットボールに関わっていく。

戸川は、誰よりも速くをモットーに陸上に力を注いでいたが、あるとき片脚を失う。

そんな中で車椅子バスケットボールと出会い、再出発をしていくクールな人物。

高橋は、人を見下しランク付けするようなバスケット部の部長。

ある時、二人乗りで自転車に乗っていると轢かれてしまい車椅子に。

そこからちょっとずつ這い上がろうとしていく。

そして野宮は、バイクで交通事故を起こして少女に負傷を負わせてしまう元バスケ部。

闇を抱えながらも、自分の内面と向き合い一歩一歩進んでいく過程を丁寧に描いている。

おわりに

その他にも「古見さんは、コミュ症」や「パーフェクトワールド」など最近話題となっている作品がどんどん出ています。

本などの専門書をいきなり読むとなるとハードルはかなり高いですが、

漫画だと若い人でも読み慣れている人も多いと思うのでキッカケとして良いのではないかと思っています。

そこから知るキッカケになればと。

もし興味のある作品があれば、読んでいただけると嬉しいです。

Photo by Miika Laaksonen on Unsplash

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