いつだって生きていけない2割の人は存在するから、個ではなく環境にアプローチを
8対2の法則というものがある。
どうやっても8割は重要だけど、2割は重要ではなかったり逆だったりする。
社会派ブロガーのちきりんさんのブログによると、
いつでも生きていけない2割の人がどんな時代でも存在するらしい。
★ブログ更新★ いつだって2割くらいの人は自分では生きていけない。
(暑さでアタマが湯立ってるので、やや支離滅裂かもしれません)https://t.co/Me95SfFiYG— ちきりん (@InsideCHIKIRIN) 2018年7月18日
記事の中身にもあるけれど、
生きていけない人は障がいがあるかどうかだけではない。
その時代が求めるものと、自分が持っていないものが合っていない人のことを指すそうだ。
これには、かなり共感する。
先日、福岡で障がい者アートに関するフォーラムで聞いた話とリンクしたことがあった。
とある事業所の所長さんで
30年前から同じ作品を何体も作り続けている障がいのあるスタッフがいるそうだ。
その作品は10年前はゴミのような扱いだったけど、
今は、かなりの値打ちがついて売られている。
それは、アーティストがアウトサイダー・アートとかいろんな定義をし始めて価値が認められたから。
だから、今は駄目だと否定されている人の能力も時代が変われば絶賛される可能性を秘めているということだ。
そこには周りで働きかけて環境に変化を起こした人がいるということを忘れてはならない。
誰かが素晴らしさを見つけて言語化して、価値を再定義した人がいる。
じゃあ今、生きられない2割に入っている人に対して、変われというだろうか?
いま、求められていないけど、本当はこれから先に求められる能力があるかもしれないのに。
生産しないといけないという資本主義という今の当たり前はいつの日か過去のものとなるかもしれない。
その人はダメ人間だと決めつけた自分がいつの間にかダメな人と定義されるなんてこと全然ある。
個を変えるのではなくて、もっと違うアプローチがあるのではないだろうか?
もしかしたら、時代が変わることを待たなくても場所を変えれば自分らしく生きていけるかもしれない。
それが、リアルではなくバーチャルな世界だったら?
今の世の中、答えはいくつもある。