RUNNERS HIGH -福祉のミカタ-

「生きづらさ」は、どこから生じるのか?当事者の声に耳を傾ける【シネマ編】

〜前回からのあらすじ〜

僕は今、「誰もがいきいきと暮らせる町を目指して」という人権に関するテーマで執筆の依頼を受けている。

いきいきと暮らせている状況を描くためにはどうしたらいいんだろうか?

そのためには

いい暮らしの反対にある、「生きづらさ」を抱えている人の声に耳を傾ける以外にない気がした。

僕が、障がいのある方は仕事やお金がないから生きづらいんじゃないか?

と、根拠もないイメージから解決方法を見つけ出したとしても

当事者が思っていることがズレていたら全く意味がない。

その答えは、暮らしている人たちの声のなかにしかないと思ったんです。

ということで今回は、前回のメディア編マンガ編

引き続き「生きづらさ」を描いている4つの映画を紹介していきます。

最強のふたり

僕がDVDまでも購入した作品。

車いすで生活している大富豪フィリップと介護者として雇われた黒人青年ドリスが垣根を越えて友情を描いたヒューマン・ コメディー。

舞台はフランスで、実話を基にしている。

こちらの作品は健常者と障がい者。

そして大富豪とスラム街に住む移民との友情を描くことでフランスに起きている社会問題に真正面に訴えているそうだ。

笑える場面もあれば、そういった社会問題を照らすシリアスなシーンもある。

人としてではなく大富豪や黒人・移民というカテゴライズされた関係から一人の友人として変わっていく模様が微笑ましい。

鑑賞後、このタイトルの意味がわかるはずだ。

グレイテスト・ショーマン

こちらも実話を基に制作された「ラ・ラ・ランド」チームが携わった作品「グレイテスト・ショーマン」

19世紀半ばのアメリカで、人と違うルックスを持つ人間ばかりを集めた見世物ショーで大成功を収めた実在の興行師、P・T・バーナムの成功物語

サーカスが生まれたのは、ここからだと言われている。

ミュージカル仕立てとなっており、歌もダンスもストーリーもキャスト共に抜群に良い。

特にThis is meという曲がメッセージ性があり、感動した。

他の人と違うことに苦しめられた人たちが、立ち上がり、人を笑顔を生む。

人それぞれの価値に目を向けていくことが、人の幸福につながるのだと感じる。

ワンダー 君は太陽

前回もブログに書いたけど、全世界で800万部突破したベストセラーを映画化した「ワンダー 君は太陽」

生まれつきの病気のため手術をして、外見に障がいを持った少年が

世の中に飛び出してゆく過程を、笑いと涙と家族愛、そして優しさと強さで描いた感動作。

外見がどのような当事者にとってどんな生きづらさを生み出すのか?

そして、それでも暮らしやすさをどうすれば生み出していけるのかを気づかせてくれる。

アイ・アム・サム

言わずと知れた映画「アイ・アム・サム」

知的障害のため7歳の知能しかもたない父親サムと、

幼い娘ルーシーとの純粋な愛をビートルズの曲とともに描いたドラマ映画。

些細な揉め事をキッカケに養育能力がないと判断されて、施設に保護されてしまう。

いつも一緒にいたい。

その想いは届くのだろうか?

障がいがある親と子。

まだまだ賛否がある問題とされています。

バリバラの「出産・子育て」をテーマにしていた時に

生まれて育ててくれてありがとうという子どももいれば

偏見があって苦しんで、生まれてこなければよかったという子がいるのも事実です。

生まれてこなければよかったと思う子どもがいなくなる世の中にするためには、

家族だけでなく社会でどうすれば作れるのかという視点も持たなくてはなりません。

正解はないテーマなだけに、また観ながら考えていきたいものです。

きみはいい子

幼児虐待や学級崩壊といった問題を通して愛について描いた小説を映画化した作品。

どこの町にでもありそうな物語。

とにかく前半は虐待や学級崩壊の様子がリアルに映し出されていて心が苦しくなる。

ただ後半は現実を直視して行動し、ちょっとずつ変化が生まれていく再生と希望を描いている。

障がいの有無など関係なく、貧困や育てられる環境によって大きく人生が変わるということがわかる。

「生きづらさ」という言葉が何度も頭をよぎった。

世界は救えないけど、誰かを救うことはきっとできる。

抱きしめられたい、こどもだって、おとなだって。

メッセージ性の強い、心に響く作品だ。

おわりに

映画は、俳優さんが当事者と会ってかなり細かい仕草まで演じていて驚きますね。

レインマンやフォレストガンプなど、まだまだ大好きな作品があるので、また第二弾で紹介します。

予告編の動画や文章でもし興味を持たれましたら、御覧いただけると嬉しいです。

何か心に訴えかけるてくるものがあるはずですよ。

Photo by Jakob Owens on Unsplash

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