RUNNERS HIGH -福祉のミカタ-

shihuku第3弾!shifukuトークライブ&デンマークとオンラインセッション

昨日は福祉の常識をひっくり返せ!でお馴染み

shihuku第3弾目のイベントを開催しました。

shihuku
福祉のネガティブなイメージをひっくり返したい!
という想いから1年前に結成されました。
福祉を逆にすると祉福→至福→shi・fuku。
福祉はみんなの幸せのために本来あるもの。
そんな福祉の未来を目指しながらできることから始めていこうというグループです。

過去2回障がい者福祉と高齢者福祉に関してゲストを呼んで

トークとグループでのディスカッションを中心にしていきました。

そして、今回は二本立て。

前半shifukuトークライブ。

高齢者の在宅関係の訪問サービスをしている2名の方がプレゼンを披露しました。

後半デンマークに留学してる友人と

オンラインでつないで福祉に関するトークを繰り広げていきました。

どれでは内容を振り返っていきたいと思います。

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マッサージで心と体のケア

参加者同士で自己紹介が終わった後

最初にプレゼンを務めてくださったのは

西在宅マッサージ西 智彦さんです。

西さんの仕事は患者様のお宅に訪問しマッサージ治療・リハビリのお手伝いをされています。

西さんは、もともと在宅医療サービスをお届けする会社で働いていたのですが

もう少し行き届いたサービスを展開したいと思い、開業。

福岡市全域で、利用者様だけでなく家族の方のQOL向上、

さらには笑顔になっていただけるようなサービス提供をしています。

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西在宅マッサージの強み

西在宅マッサージでは鍼灸マッサージ師という国家資格を保有しています。

そのため介護保険・医療保険が適用され、各種保険の負担割合で非常に安く利用することができます。

そして苦情が多い、マッサージ業界で苦情がほとんどない状態で運営されているというのが強みなのだそうです。

マッサージの効果としては

暴言や暴力行為が多かった患者さんが精神的に落ち着き

夜中のコールが睡眠が深くなったことで少なくなったり

持病の腰痛の負担が減るなど効果がでているそうですよ!

患者様だけでなく、今後は大変なお仕事をしている介護する側へもサービスをしていきたいと語られていました。

一人ひとりにあった丁寧なサービスを提供されていることがプレゼンから伝わってきました。

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いつまでも綺麗でいたい!を形に

続いてはYamato株式会社大和功良さんにお話しいただきました。

大和さんはご高齢や身体の障がい、認知症等のため、外出が困難な方の訪問福祉理美容サービスを展開しています。

吉塚でCut House YAMATOを平成元年よりオープンし

男性はもちろん、女性や小さな子供もご利用して頂いているそうです。

サロンでは豆から挽いたコーヒーを出していて、中には無料の喫茶店と勘違いしてる方も・・w

人が集まる憩いの場となっていったそうです。

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訪問理容室を始めたきっかけ

そんな中、年々福岡市の65歳以上で要支援、要介護者が増えていき

お客様や介護施設、ケアマネージャーから訪問理容室をしてほしいという要望があったそうです。

そこで平成5年より在宅訪問を開始し、平成15年から特別養護老人施設訪問もスタートさせていきました。

大和さんのこだわり

施設カットと言われるような介護しやすくシャンプーがしやすいカットが支流だったときに

お客様の美しくありたい、格好よくありたいという“想い”を損ねていないだろうか?

という疑問を抱きます。

人は90歳になっても女性であれば美しく、そして男性でかっこよく在りたいものです。

そこでサービスはお客様、ご家族の気持ちになった

『美容』『癒し』『健康』『笑顔』この4つをキーワードを大切に施術をしているそうです。

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共通していた点

2人に共通していた点は、QOLの向上。

いつまでもその人らしく幸せにいてもらうためのサポートをされていたこと。

そして、そのお仕事をする際に徹底して話を聴くということが大切だとおっしゃっていました。

現場ではなかなか提供できないサービス

外部からしっかりサポートするという点で、

福祉業界だけでなく他の業界の方の力を借りることで福祉をもっとよくできるんじゃないかという話しになりました。

できないことは補いあえるような社会にもっともっとしていきたいですね。

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福祉大国デンマークとオンラインセッション

さて後半はデンマークに留学に行っている友人の猿渡さんとスカイプをしていきました。

猿渡さんは僕が去年デンマークへ行く前に参加したデンマーク勉強会で出会った友人

今年の8月からデンマークに行きました。

現地はかなり寒いというイメージがありますが、そこまで寒くないらしいそうですよ。

さて、どのような気づきがあったのでしょうか?

 

対話形式の授業

猿渡さんは日欧文化交流学院で学院生活を過ごしました。

フォルケホイスコーレホイスコーレ(国民高等学校)と呼ばれており、デンマーク人はもちろん外国からも多く生徒を受け入れています。

学院には下記4コースあります。

1.知的障がいのある方の豊かな生活のためのコース(さらに2つに分かれていて、青少年教育のコースと人生を豊かにすることを考えるコース)
2.ダイエットコース(その名の通りダイエットを目的とした知的障がいのないデンマーク人向けのコース)
3.インターナショナルコース(今期滞在している学生はリトアニア人・ラトビア人・インド人・ネパール人・チェコ人)
4.福祉コース(日本人向けのコース)

猿渡さんはもちろん4の福祉コースです。

授業は日本のように一方的に話して知識を押し付けるようなものではなくて

グループで話しながら考えながら対話形式で進める授業です。

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人をまず大事にする

デンマークの福祉の現場を観たときに驚きの連続だったようです。

プロ意識の高さ、チームワーク力、そして考え方。

そしてデンマークに行った理由の一つだった福祉の最新のアイデアを知ることができたそうです。

ただ、残念ながら「あるもの」が不足しているため、今の日本では機能しないと悟ります。

では何が足りないのでしょうか?

それは相手を尊重するという考え方です。

ノーマライゼーション発祥の国デンマークでは既にノーマライゼーションという言葉が浸透しています。

なので相手が年上であろうと政治家であろうと障がいがあっても同じように接するという文化があります。

また、本当に人を大切にするということはどのようなことなのかも肌で感じることができたと話していました。

例えば介護の現場。

日本では介護者は利用者を抱えることが当たり前になっていますが

デンマークでは法律で禁止されています。

リフトを導入しており、まず職員を大切にしているそうです。

その他にも介護施設では部屋に自分の家の持ちものを持ち込めます。

僕も高齢者センターに訪問しましたが、家具がそのままあってびっくりしました。

自己選択、自己決定を尊重しているそうです。

また予防医学に力を入れていて、高齢者でも足腰が強く元気の方が多いそうです。

shihukuの参加者の方からも沢山の質問をしながら

違う国から日本の福祉の現状を見つめ直すことができたと思います。

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レポート後記

今回は少し離れた視点で福祉を見ることができました。

なんだかんだで3回目の開催を迎えることができたshihukuの活動。

福祉といっても本当にいろんな問題があり、幸せの形があり、面白いなーっと感じています。

一人だけのアイデアではなくそれぞれのアイデアを持ち寄ることで

もっと面白い日本の福祉の形をつくっていけるんじゃないかって思います。

長い長いレポートのようになりましたが、来年も続けていきます。

今後ともよろしくお願いします!!!

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