RUNNERS HIGH -福祉のミカタ-

大切なことは相手をよく見ること『ワンダー 君は太陽』

ワンダー 君は太陽という映画を観た。

生まれつきの病気のため手術をして、外見に障がいを持った少年が

世の中に飛び出してゆく過程を、笑いと涙と家族愛、そして優しさと強さで描いた感動作だ。

見た目が人とは違うために、最初は学校でいじめに合うけれど

ちょっとずつ内面を知られて、仲間と打ち解けてく。

本人の葛藤だけでなく、周りの家族が抱える悩みも描かれていて、

とても考えさせられる内容だった。

僕は、映画を観終わったあとに小林秀雄氏の言葉を思い出した。

言葉は眼の邪魔になる

その言葉というのは、

考えるヒント3の『美を求める心』の一文だ。

例えば、諸君が野原を歩いていて一輪の美しい花の咲いているのを見たとする。見ると、それは菫の花だと解る。何だ、菫の花か、と思った瞬間に、諸君はもう花の形も色も見るのを止めるでしょう。諸君は心の中でお喋りをしたのです。菫の花という言葉が、諸君の心のうちに這入って来れば、諸君は、もう眼を閉じるのです。それほど、黙って物を見るという事は難しいことです。菫の花だと解るという事は、花の姿や色の美しい感じを言葉で置き換えてしまうことです。言葉の邪魔の這入らぬ花の美しい感じを、そのまま、持ち続け、花を黙って見続けていれば、花は諸君に、かって見た事もなかった様な美しさ、それこそ限りなく明かすでしょう。

同じようなことが、花だけではなく人同士でも起こっているような気がした。

大切なことは、相手をよく見ること

女性、高齢者、障害者。

言葉が先に、まだ相手の話を聞いてすらいないのに主観で「こんな人だ」と決めつけてしまう。

今回の映画では、外見(がいけん)だった。

外見だけで判断してしまい、

その人の素晴らしいところに目を向けないなんてことは日常茶飯事。

それってとても悲しいことだし、もったいないことだ。

外見がよくても相手を騙す人もいるし、逆に強面な人であっても親切な人はいる。

よく見る。

簡単なようだけど、

これまでの自分の経験が邪魔するから、歳を重ねる分だけ難しくなる行為だと思う。

相手を知るためには、カテゴライズせずに、ありのままを観ること。

どんな場所で生まれ育ち、何が好きなのか?

いろんなことが見えてくるときっと見え方が変わってくるはずだ。

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